料理を始めてから、「すりおろし器がない」と気づいて困ったことはありませんか。
生姜やにんにくを少しだけ使いたいときや、大根おろしを作りたいときに、必要な道具が見つからないと焦ってしまいますよね。
でも、すりおろし器がなくても大丈夫です。
包丁やフォーク、ピーラーなど、家庭にある身近な道具で代用できます。量が多い場合は、ミキサーやフードプロセッサーを使う方法も便利です。
ただし、どの道具を使っても、すりおろし器とまったく同じ仕上がりになるわけではありません。
食材の硬さや量、作りたい料理によって、向いている代用品は変わります。
この記事では、すりおろし器の代わりに使える6つの道具と、大根・生姜・にんにくなど食材別の使い分けを、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
代用品を使うときのコツや、うまくいかなかったときの対処法もまとめていますので、今ある道具で無理なく試してみてくださいね。
すりおろし器がないときは何で代用できる?選び方と早見表

すりおろし器がないときは、まず「どのくらいの量を、どのような状態にしたいのか」を考えてみましょう。
生姜やにんにくを少しだけ細かくしたい場合と、大根をたっぷりおろしたい場合では、適した方法が異なります。
結論:少量なら包丁、多めなら電動器具が便利
すぐに代用品を選びたい場合は、次のように考えると分かりやすいです。
- 生姜やにんにくを少量使うなら、包丁
- やわらかい果物や加熱した野菜なら、フォークやスプーン
- 香りを残しながら細かくしたいなら、すり鉢
- 大根や玉ねぎを多めに加工するなら、フードプロセッサーやミキサー
- にんじんやチーズを粗く削るなら、スライサーやチーズグレーター
完全になめらかな状態にする必要がなければ、包丁やピーラーでも十分に代用できます。
炒め物やスープなど、加熱する料理に使う場合は、多少粒や繊維が残っていてもなじみやすいでしょう。
【早見表】すりおろし器の代用品6選を比較
| 代用品 | 向いている食材 | 仕上がり | 向いている量 | 手軽さ |
|---|---|---|---|---|
| 包丁とまな板 | 生姜・にんにく・玉ねぎ | 細かい粒が残りやすい | 少量 | 手軽 |
| ピーラー | 大根・にんじん・りんご | 薄切りや細切り | 少量から中量 | 手軽 |
| フォーク・スプーン | バナナ・やわらかい果物・加熱野菜 | 粗めのペースト状 | 少量 | とても手軽 |
| すり鉢とすりこぎ | 生姜・にんにく・長芋 | 細かくなめらか | 少量 | やや手間がかかる |
| ミキサー・フードプロセッサー | 大根・玉ねぎ・にんじん・りんご | 細かく均一になりやすい | 中量から多め | 短時間でできる |
| スライサー・チーズグレーター | にんじん・りんご・チーズ | 粗めで食感が残る | 少量から中量 | 比較的手軽 |
食材の硬さ・量・仕上がりで選ぶ
代用品を選ぶときは、次の3つを確認してみてください。
1つ目は、食材の硬さです。
バナナや加熱した野菜のようにやわらかい食材なら、フォークでも簡単につぶせます。
一方、生の大根やにんじんは硬いため、包丁やピーラー、電動器具のほうが扱いやすいでしょう。
2つ目は、使用する量です。
にんにく1片や生姜ひとかけ程度であれば、包丁を使うほうが洗い物を増やさずに済みます。
大根や玉ねぎを多めに細かくしたい場合は、フードプロセッサーなどを使うと作業時間を短くできます。
3つ目は、求める仕上がりです。
薬味やたれに使うためになめらかにしたいのか、炒め物に使うため少し粒を残したいのかを考えましょう。
料理によっては、すりおろし器と同じ細かさまで加工しなくても、おいしく仕上げられます。
すりおろす・刻む・つぶすの違い
すりおろす方法では、食材の繊維が細かくなり、水分が出やすくなります。
包丁で刻む方法は、小さな粒や食感が残りやすいのが特徴です。
フォークやスプーンでつぶす方法は、やわらかい食材を粗いペースト状にしたいときに向いています。
すりおろし器がなくても、料理に合った方法を選べば、十分に代用できますよ。
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すりおろし器の代用品6選|使い方とメリット・デメリット

ここからは、すりおろし器の代わりに使える6つの道具を詳しくご紹介します。
家庭にある道具を確認しながら、使いやすい方法を選んでみてください。
1.包丁とまな板|生姜やにんにくを少量使うとき
包丁とまな板は、最も試しやすい代用品です。
生姜やにんにくを薄切りにし、次に細切り、最後にみじん切りにします。
さらに細かくしたい場合は、刻んだ食材を包丁の腹で押しつぶし、再び刻みましょう。
何度か繰り返すと、ペーストに近い状態になります。
包丁を使うメリットは、好みの細かさに調整しやすいことです。にんにく1片など、少量だけ使いたいときにも向いています。
一方で、大量の食材を細かくする場合は時間がかかります。また、すりおろし器ほど均一でなめらかな仕上がりにはなりにくいでしょう。
2.ピーラー|大根やにんじんを薄くしてから刻むとき
ピーラーは、硬い野菜を薄くするために使えます。
大根やにんじんをピーラーで薄く削り、重ねて細切りやみじん切りにすると、大きなまま包丁で刻むよりも細かくしやすくなります。
サラダやスープ、炒め物など、多少食感が残ってもよい料理におすすめです。
ただし、ピーラーだけで大根おろしのような状態にすることは難しいでしょう。
薄く削ったあとに包丁で細かくする、という補助的な使い方が向いています。
食材が小さくなってきたら、指が刃に近づきやすくなります。無理に最後まで削らず、残りは包丁で切ってくださいね。
3.フォークやスプーン|やわらかい食材をつぶすとき
フォークやスプーンは、バナナややわらかい果物、加熱した野菜をつぶすときに便利です。
食材を深さのある器へ入れ、フォークの背やスプーンで底へ押しつけるようにつぶします。
特別な道具を用意する必要がなく、洗い物も少ないのがうれしいポイントです。
ただし、生の大根やにんじんなど、硬い食材には向いていません。
繊維が多い食材も、完全になめらかにはならず、少し粗い仕上がりになります。
4.すり鉢とすりこぎ|香りを残しながら細かくするとき
すり鉢とすりこぎがある場合は、すりおろし器の代用品として活用できます。
生姜やにんにくをあらかじめ小さく刻み、すり鉢へ入れて円を描くようにすりつぶします。
そのまま大きな食材を入れるより、刻んでから使うほうが短時間で細かくできます。
すり鉢は、食材の状態を見ながら少しずつ細かくできるのがメリットです。
少量の薬味や長芋などを、なめらかな状態に近づけたいときにも使いやすいでしょう。
一方で、食材が溝に残りやすく、後片付けに少し手間がかかります。使用後は食材が乾く前に洗うと落としやすくなります。
5.ミキサー・フードプロセッサー|多めの量を加工するとき
大根や玉ねぎ、にんじんなどを多めに細かくしたい場合は、ミキサーやフードプロセッサーが便利です。
食材を2〜3cmほどの扱いやすい大きさに切り、容器へ入れます。
最初から長時間動かすのではなく、短時間ずつ動かして状態を確認しましょう。
フードプロセッサーは、粒を少し残しながら細かくしたいときに使いやすい道具です。
ミキサーは、水分を含む食材やソース状にしたい場合に向いています。
ただし、食材が少なすぎると刃が空回りし、うまく細かくならないことがあります。
また、回しすぎると水分が多く出てしまうため、数秒ずつ様子を見ながら使うのがポイントです。
6.スライサーやチーズグレーター|粗い食感を残したいとき
スライサーやチーズグレーターは、にんじんやりんご、硬めのチーズなどを細かくしたいときに使えます。
すりおろし器よりも粗い仕上がりになりやすいですが、サラダやトッピング、焼き料理には使いやすい方法です。
均一な細さにしやすく、包丁だけで切るよりも短時間で仕上げられます。
ただし、道具によって刃の大きさや用途が異なります。使用前に、食材に対応しているかを確認しましょう。
食材が小さくなったら無理に削らず、残った部分は包丁で刻むと安心です。
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食材・料理別に分かるおすすめの代用方法

同じ道具でも、食材によって仕上がりは変わります。
ここでは、よくすりおろして使う食材ごとに、おすすめの代用方法をご紹介します。
大根おろしを作りたいとき
大根おろしに近づけたい場合は、フードプロセッサーを使う方法が便利です。
大根を小さめに切って容器へ入れ、数秒ずつ動かします。
一度に長く回すと水分が多く出てしまうため、途中で様子を確認してください。
ミキサーを使う場合は、水を加えすぎないことが大切です。水分が多くなると、大根おろしというよりもジュースに近い状態になってしまいます。
包丁でも細かく刻むことはできますが、一般的な大根おろしとは異なり、粒や繊維が残りやすくなります。
たれや汁物へ混ぜる場合は、包丁で刻んだ大根でも使いやすいでしょう。
生姜を薬味やたれに使いたいとき
生姜を少量使いたい場合は、包丁が便利です。
まず薄切りにし、繊維を断つように細切りにしてから、細かく刻みます。
さらに包丁の腹でつぶすと、ペーストに近い状態になります。
薬味として使う場合は、細かくしすぎず、少し粒を残しても香りや食感を楽しめます。
たれやソースへ混ぜたい場合は、すり鉢を使ってなめらかにすると全体へなじみやすくなります。
炒め物やスープに使う場合は、多少繊維が残っていても、加熱することで料理になじみやすくなります。
にんにくをペースト状にしたいとき
にんにくは、包丁の腹を使うと簡単につぶせます。
皮をむいたにんにくをまな板へ置き、包丁の平らな部分を重ね、上からゆっくり押します。
つぶしたあとに細かく刻み、包丁を前後に動かしながらまとめると、ペーストに近い状態になります。
炒め物に使う場合は、少し粒が残っていても問題ありません。
たれやソースに混ぜたい場合は、より細かく刻むか、すり鉢を使うと混ざりやすくなります。
多めに加工したい場合は、ミニチョッパーも便利です。
長芋や山芋をとろろ状に近づけたいとき
長芋や山芋は、小さく切ってからフードプロセッサーやミキサーへ入れると、とろろに近い状態にできます。
少量であれば、すり鉢へ入れてつぶす方法も使えます。
粘りがあるため、一度にたくさん入れすぎると刃が動きにくくなることがあります。少量ずつ様子を見ながら加工しましょう。
長芋や山芋は滑りやすいので、包丁で切るときは急がず、まな板の上で安定させてください。
りんごや玉ねぎをソースに使いたいとき
りんごや玉ねぎを、たれやソースへ混ぜたい場合は、ミキサーやフードプロセッサーが便利です。
なめらかにしたい場合はミキサー、少し食感を残したい場合はフードプロセッサーを使うとよいでしょう。
包丁やスライサーを使って細かくする方法もあります。
食感を残したいサラダや炒め物では、無理になめらかにする必要はありません。
料理へ加えながら、濃さや水分量を調整してみてください。
にんじんやチーズを細かくしたいとき
にんじんは、スライサーやチーズグレーターを使うと、細く均一に削りやすくなります。
サラダならそのまま使い、スープや炒め物なら包丁でさらに短く切ると食べやすくなります。
チーズは、チーズグレーターやスライサーを使えば、焼き料理やトッピングに使いやすい大きさにできます。
加熱して溶かす料理であれば、多少粗くても全体になじみやすいでしょう。
レモンやゆずの皮を香りづけに使いたいとき
レモンやゆずの皮を細かくしたい場合は、ピーラーと包丁を組み合わせる方法があります。
ピーラーで表面の皮を薄くむき、細切りにしてから包丁で細かく刻みます。
白い部分まで厚くむくと苦味を感じやすいため、表面の色がついた部分を薄く取るのがポイントです。
香りが強いため、料理へ加えるときは少量ずつ調整してください。
料理によって必要な細かさは違う
すりおろし器がないからといって、すべての食材をなめらかにする必要はありません。
- 薬味は、少し粒を残して香りや食感を楽しむ
- たれやソースは、細かくして全体になじませる
- 炒め物は、多少粗くても使いやすい
- スープは、加熱するため粗めでもなじみやすい
- サラダは、細切りや粗めの削り方で食感を残す
完成した料理をイメージすると、代用品を選びやすくなります。
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代用品でもすりおろしに近づけるコツと失敗の対処法

代用品を使ってみたものの、「思ったより粗い」「水っぽくなった」ということもあります。
少し工夫するだけで、仕上がりを調整しやすくなります。
食材を小さくそろえてから加工する
食材を大きなまま無理に細かくしようとすると、仕上がりにばらつきが出やすくなります。
包丁を使う場合は、薄切り、細切り、みじん切りの順に進めましょう。
電動器具へ入れる場合も、食材の大きさをそろえておくと、均一に細かくなりやすくなります。
硬い食材ほど、最初に小さく切っておくことが大切です。
繊維を断つように包丁を入れる
生姜や玉ねぎなどは、繊維の向きを確認してから切ると、口当たりが整いやすくなります。
長い繊維に対して直角になるように包丁を入れましょう。
繊維が残った場合は、食材の向きを変えてもう一度刻みます。
最後に包丁の腹で押しつぶすと、さらに細かくできます。
電動器具は短時間ずつ動かす
ミキサーやフードプロセッサーは、長時間続けて動かさず、数秒ずつ使うのがポイントです。
一度止めて、容器の側面についた食材を中央へ戻し、再び動かします。
求める細かさになったら、早めに止めましょう。
回しすぎると、食材から水分が出て、予定よりもやわらかい状態になることがあります。
ミキサーの刃が空回りするとき
ミキサーへ入れた食材が少なすぎると、刃に当たらず空回りすることがあります。
その場合は、食材をさらに小さく切り、容器の中央へ集めてみましょう。
それでも動きにくい場合は、無理に続けず、包丁やすり鉢へ切り替える方法がおすすめです。
少量の生姜やにんにくは、大きなミキサーよりも包丁やミニチョッパーのほうが扱いやすいことがあります。
水っぽくなりすぎたとき
大根や玉ねぎ、りんごなどは、細かくするほど水分が出やすくなります。
水っぽくなった場合は、まず料理にその水分を使えるか考えてみましょう。
スープやたれ、ドレッシングなどであれば、水分ごと加えられることがあります。
水分が多すぎる場合は、必要な分だけ軽く切って調整します。
強く絞りすぎると食感や風味が変わりやすいため、少しずつ様子を見てください。
生姜やにんにくの繊維が残るとき
繊維が長く残った場合は、一度食材を集め、包丁の向きを変えて刻み直しましょう。
すり鉢がある場合は、刻んだあとにすりつぶすと、よりなめらかになります。
完全に細かくならなくても、炒め物やスープへ加える場合は、料理になじみやすくなります。
粗く仕上がった食材を別の料理へ活用する
すりおろしに近づかなかった場合でも、捨てる必要はありません。
- 炒め物へ加える
- スープや煮込み料理へ入れる
- たれやドレッシングへ混ぜる
- サラダやトッピングとして使う
粗い食感を生かせる料理へ変更すると、無理なく使い切れます。
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すりおろし器の代用に関するよくある質問とまとめ

最後に、すりおろし器の代用で迷いやすいポイントをまとめます。
すりおろしとみじん切りは同じ仕上がりになる?
すりおろしとみじん切りでは、仕上がりが異なります。
みじん切りは粒や繊維が残りやすく、すりおろしは水分が出てなめらかになりやすい方法です。
ただし、炒め物やスープ、たれなどでは、みじん切りでも十分に代用できます。
大根おろしは包丁だけでも作れる?
包丁で大根を細かく刻むことはできますが、一般的な大根おろしとは異なる食感になります。
たれや汁物へ混ぜる場合は使いやすいですが、なめらかさを求める場合は、フードプロセッサーのほうが近い状態にしやすいでしょう。
ミキサーに水を加えてもよい?
食材だけでは刃が回りにくい場合でも、最初からたくさんの水を入れると、水っぽくなりやすいため注意が必要です。
料理に水分が必要かを考え、加える場合は少量ずつ状態を見ながら調整しましょう。
フードプロセッサーとミキサーはどちらが向いている?
食材の粒を少し残しながら細かくしたい場合は、フードプロセッサーが使いやすいでしょう。
液体を含むたれやソースをなめらかにしたい場合は、ミキサーが向いています。
製品によって対応できる食材や使い方が異なるため、取扱説明書も確認してください。
チーズ用のおろし器を野菜にも使える?
製品によっては、にんじんやりんごなどを粗く削るために使える場合があります。
ただし、すべてのチーズグレーターが野菜に対応しているわけではありません。
使用前に、商品の表示や取扱説明書を確認しましょう。
すりおろし器を買ったほうがよい目安は?
次のような場合は、専用のすりおろし器を用意すると料理がしやすくなります。
- 大根おろしや薬味を頻繁に作る
- 毎回の代用に時間がかかる
- 細かさや口当たりを均一にしたい
- 電動器具を出すほどではない少量をよく使う
- 収納する場所を確保できる
反対に、年に数回しか使わない場合や、炒め物など粗い状態でも使える料理が中心なら、家庭にある道具で代用してもよいでしょう。
まとめ:食材・量・求める食感から代用品を選ぼう
すりおろし器がないときでも、包丁やフォーク、ピーラーなど、身近な道具で代用できます。
代用品を選ぶときは、食材の硬さ、使用する量、求める仕上がりを確認することが大切です。
- 生姜やにんにくを少量使うなら、包丁
- やわらかい食材なら、フォークやスプーン
- 香りを残しながら細かくするなら、すり鉢
- 硬い野菜を薄くしてから刻むなら、ピーラー
- 多めの量を短時間で加工するなら、ミキサーやフードプロセッサー
- 粗い食感を残すなら、スライサーやチーズグレーター
代用品では、すりおろし器とまったく同じ仕上がりにならないこともあります。
そのようなときは、炒め物やスープ、たれなど、食材の状態に合う料理へ使ってみましょう。
家にある道具を上手に使い分ければ、すりおろし器がなくても、慌てずに料理を続けられますよ。
