図と表の違いとは?使い分け・具体例・レポートでの書き方をわかりやすく解説

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一般

レポートや資料を作っていると、「これは図にしたほうがいいの?」「表のほうがわかりやすいのかな?」と迷うことがありますよね。

図も表も、情報を整理して相手に伝えるために使うものですが、それぞれ得意なことが少し違います。

簡単にいうと、全体の傾向や変化をひと目で伝えたいときは図、具体的な数値や項目を正確に確認してもらいたいときは表が向いています。

ただし、「図か表のどちらか一方を選ばなければならない」というわけではありません。

伝えたい内容によっては、図で全体の傾向を示し、表で細かな数値を確認できるようにするなど、組み合わせる方法もあります。

 

この記事では、

・図と表の基本的な違い
・グラフや写真は図に含まれるのか
・図と表を使い分ける基準
・具体的な使い分けの例
・レポートや卒論で図表を使うときの書き方

について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

 

 

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  1. 図と表の違いとは?まずは基本をわかりやすく整理
    1. 図は関係性や傾向を視覚的に伝えるもの
    2. 表は数値や文字を行と列で正確に整理するもの
    3. 図と表の違いを一覧で比較
    4. 「図表」とは図と表をまとめた呼び方
  2. グラフ・写真・地図・イラストは図に含まれる?
    1. グラフは数値の変化や比較を視覚化した図の一種
    2. 写真・地図・イラスト・フローチャートも図として扱われる
    3. 「図」「グラフ」「表」の違いを整理
    4. 図として扱う範囲はレポートや媒体によって異なる場合がある
  3. 図と表はどう使い分ける?迷ったときの判断基準
    1. 変化や傾向をひと目で伝えたいなら図
    2. 正確な数値や条件を確認してもらいたいなら表
    3. 関係性や流れを示したいときは図が向いている
    4. 項目やデータが多いときは表で整理しやすい
    5. 図と表を組み合わせたほうが伝わりやすい場合もある
    6. 図と表のどちらにするか迷ったときのチェックポイント
  4. 具体例でわかる図と表・グラフの使い分け
    1. 売上の推移は折れ線グラフ、正確な実績値は表で示す
    2. 複数の商品や項目を比べるなら棒グラフや表を使う
    3. 割合や構成比を見せるなら円グラフや棒グラフを使う
    4. 作業の流れを示すならフローチャートを使う
    5. アンケート結果は伝えたい内容に合わせてグラフと表を選ぶ
    6. 同じデータでも目的によって適した見せ方は変わる
  5. レポートや卒論で図表を使うときの書き方と注意点
    1. 図と表には番号とわかりやすいタイトルを付ける
    2. 図のタイトルは下、表のタイトルは上に置くのが一般的
    3. 本文では「図1」「表1」のように番号で参照する
    4. 軸・凡例・単位・桁数などの表記をそろえる
    5. 引用した図表を使う場合は出典をわかるように示す
    6. 同じ情報を図と表でむやみに重複させない
    7. 図表だけを見ても内容が伝わるように整える
    8. 提出先や媒体に指定ルールがある場合はそちらを優先する
  6. まとめ|図は全体像、表は正確な情報を伝えるときに使い分けよう

図と表の違いとは?まずは基本をわかりやすく整理

図と表の大きな違いは、情報の見せ方と、得意としている伝え方です。

どちらも情報を整理するために使われますが、「何を読み手に伝えたいか」によって向いている形式が変わります。

まずは基本的な違いから見ていきましょう。

 

図は関係性や傾向を視覚的に伝えるもの

図は、情報を線や形、位置、大きさなどを使って視覚的に表したものです。

たとえば、

・折れ線グラフ
・棒グラフ
・円グラフ
・フローチャート
・地図
・イラスト

などがあります。

図のメリットは、細かな数値を一つずつ読まなくても、全体の傾向や関係をつかみやすいことです。

たとえば、1年間の売上がどのように変化したのかを知りたい場合、12か月分の数字を文章で並べるよりも、折れ線グラフにしたほうが「後半になるにつれて増えている」といった流れをひと目で確認できます。

「パッと見て全体像を理解してもらいたい」という場面では、図が便利です。

 

表は数値や文字を行と列で正確に整理するもの

表は、情報を縦と横の行・列に分けて整理したものです。

たとえば、商品の価格やサイズを比較する場合、

商品 価格 横幅 重さ
A 3,000円 30cm 500g
B 4,000円 35cm 600g

という形で並べると、それぞれの違いを確認しやすくなります。

表のメリットは、具体的な数値や条件を正確に確認しやすいことです。

「一番大きいものはどれ?」「Aの商品はいくら?」など、個別の情報を確かめたいときには表が向いています。

 

図と表の違いを一覧で比較

図と表の違いを簡単にまとめると、次のようになります。

比較するポイント
得意なこと 傾向・変化・関係性を見せる 数値・条件を正確に示す
見方 全体をひと目でつかむ 必要な項目を確認する
主な例 グラフ・地図・フローチャート 数値表・比較表
向いている場面 流れや違いを直感的に伝えたいとき 詳細を比較・確認したいとき

どちらが優れているというものではなく、伝える目的に合わせて選ぶことが大切です。

 

「図表」とは図と表をまとめた呼び方

レポートなどでは、「図表」という言葉を見かけることがあります。

図表とは、一般的に図と表をまとめて表した言葉です。

たとえば、

「本文中の図表を参照してください」

と書かれている場合は、グラフなどの図だけではなく、表も含めて指していると考えるとわかりやすいでしょう。

そのため、「図表=図の一種」という意味ではありません。

 

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グラフ・写真・地図・イラストは図に含まれる?

「図というとイラストを思い浮かべるけれど、グラフも図なの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

図には、さまざまな形式があります。

 

グラフは数値の変化や比較を視覚化した図の一種

グラフは、数値を視覚的にわかりやすく表した図の一種です。

代表的なものには、

・折れ線グラフ
・棒グラフ
・円グラフ

などがあります。

たとえば、毎月の売上金額をそのまま表にすると正確な金額を確認しやすくなります。

一方で折れ線グラフにすれば、「増えている」「減っている」といった変化がより伝わりやすくなります。

つまり、表は数値そのものを見るのが得意で、グラフは数値の特徴や傾向を見るのが得意という違いがあります。

 

写真・地図・イラスト・フローチャートも図として扱われる

図として扱われるものは、グラフだけではありません。

内容や用途によっては、

・写真
・地図
・イラスト
・模式図
・フローチャート

なども図として扱われます。

たとえば、作業の順番を説明するときは、文章だけで「最初にAをして、次にBをして……」と説明するよりも、矢印を使ったフローチャートのほうが流れを理解しやすくなることがあります。

図は「数字を見せるもの」だけではなく、物の形や位置、関係、流れなどを視覚的に示すものと考えるとわかりやすいでしょう。

 

「図」「グラフ」「表」の違いを整理

少し紛らわしいので、ここで整理してみましょう。

は、視覚的に情報を表すものを広く指します。

その中に、数値を棒や線などで表したグラフがあります。

一方のは、情報を行と列に分けて整理したものです。

イメージとしては、

「図」という大きな分類の中に「グラフ」がある

と考えると理解しやすいでしょう。

 

図として扱う範囲はレポートや媒体によって異なる場合がある

図の扱い方は、レポートや論文、学校、会社などによって異なることがあります。

たとえば、写真を「図1」として扱う場合もあれば、写真について別のルールが決められている場合もあります。

そのため、学校のレポートや提出物で図表を使う場合は、指定された書式やルールがないか先に確認しておくと安心です。

 

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図と表はどう使い分ける?迷ったときの判断基準

図と表の違いがわかっても、実際に資料を作るとなると「今回はどちらにしたらいいの?」と迷いますよね。

そんなときは、読み手に何を伝えたいのかから考えると選びやすくなります。

 

変化や傾向をひと目で伝えたいなら図

時間による変化や、項目ごとの大小を伝えたい場合は、図が向いています。

たとえば、

・月ごとの売上の変化
・年ごとの利用者数の推移
・項目ごとの回答数の違い

などです。

数字を一つずつ確認するより、グラフにしたほうが「上がっている」「下がっている」「この項目だけ多い」といった特徴を見つけやすくなります。

 

正確な数値や条件を確認してもらいたいなら表

具体的な数字を読み手に確認してもらいたい場合は、表が便利です。

たとえば、

・商品の価格
・サイズ
・人数
・日付
・条件

などを整理する場面です。

グラフではおおよその大小はわかっても、「正確にはいくつなのか」が読み取りにくい場合があります。

正確さを重視するなら表を選ぶとよいでしょう。

 

関係性や流れを示したいときは図が向いている

数値だけでなく、物事の関係や手順を説明するときにも図が役立ちます。

たとえば、

「申し込み → 確認 → 完了」

という流れを説明したい場合は、矢印でつないだフローチャートにすると理解しやすくなります。

文章で説明すると長くなってしまう内容でも、図にすることでスッキリ伝えられることがあります。

 

項目やデータが多いときは表で整理しやすい

比較する条件がたくさんある場合は、表が向いています。

たとえば5つの商品について、

・価格
・サイズ
・重さ
・カラー
・付属品

を比べるなら、文章やグラフよりも表のほうが一覧で確認しやすくなります。

「縦横に並べて比較したい」と感じる情報は、表にすると整理しやすいでしょう。

 

図と表を組み合わせたほうが伝わりやすい場合もある

図と表は、必ずどちらか一方だけを使う必要はありません。

たとえば、月ごとの売上について、

・折れ線グラフで年間の傾向を見せる
・表で毎月の正確な金額を示す

という使い方もできます。

ただし、同じ情報を意味もなく繰り返すと、かえって見づらくなることがあります。

図には全体像、表には細かな情報というように、それぞれに役割を持たせるのがポイントです。

 

図と表のどちらにするか迷ったときのチェックポイント

迷ったときは、次のように考えてみましょう。

図が向いているケース

・変化を見せたい
・大小を比べたい
・割合を見せたい
・流れや関係を説明したい
・全体像をひと目で伝えたい

表が向いているケース

・正確な数値を見せたい
・複数の条件を比較したい
・細かな情報を整理したい
・あとから数値を確認してもらいたい

この基準を覚えておくと、図と表を選びやすくなります。

 

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具体例でわかる図と表・グラフの使い分け

ここからは、実際の場面をイメージしながら使い分けを見てみましょう。

 

売上の推移は折れ線グラフ、正確な実績値は表で示す

たとえば、3か月の売上が、

1月:100万円
2月:120万円
3月:150万円

だったとします。

「売上が伸びていること」を伝えたいなら、折れ線グラフがわかりやすいでしょう。

右肩上がりの線を見るだけで、売上が増えていることを直感的に理解できます。

一方、「2月の売上はいくらだったか」を正確に確認してもらいたいなら、表のほうが向いています。

同じデータでも、何を伝えたいのかによって適した形式は変わるのです。

 

複数の商品や項目を比べるなら棒グラフや表を使う

複数の項目の大小を比較するなら、棒グラフが便利です。

たとえば、

A:50
B:80
C:30

という結果なら、棒の長さを見るだけでBが最も大きいことがわかります。

一方、価格・サイズ・重さなど複数の条件をまとめて比較するなら表のほうが見やすくなります。

1つの数値を比べるなら棒グラフ、複数の条件を比べるなら表という考え方もできます。

 

割合や構成比を見せるなら円グラフや棒グラフを使う

全体に対して、それぞれの項目がどの程度を占めているのかを見せたい場合は、円グラフが使われることがあります。

たとえばアンケートで、

A:50%
B:30%
C:20%

という結果なら、円グラフにすることで全体に占める割合を視覚的に把握できます。

ただし、項目が多い場合や数値の差が小さい場合は、棒グラフのほうが比較しやすいこともあります。

 

作業の流れを示すならフローチャートを使う

手順や工程を説明したい場合には、フローチャートが役立ちます。

たとえば、

準備

作業

確認

完了

という流れです。

文章で長く説明するよりも、順番がひと目でわかります。

表は情報を整理するのが得意ですが、作業の順番や流れを伝える場合は図のほうが向いています

 

アンケート結果は伝えたい内容に合わせてグラフと表を選ぶ

アンケート結果も、図と表の使い分けがわかりやすい例です。

「どの回答が一番多かったのか」を伝えたいなら棒グラフ。

「Aを選んだ人は何人だったのか」を正確に見せたいなら表。

このように、同じアンケート結果でも伝えたい内容によって形式を選べます

 

同じデータでも目的によって適した見せ方は変わる

図と表を選ぶときに一番大切なのは、データの種類だけで決めないことです。

たとえば同じ売上データでも、

「去年より増えたことを伝えたい」ならグラフ、

「各月の金額を確認してもらいたい」なら表、

というように適した見せ方が変わります。

読み手に何を知ってほしいのかを先に考えると、図表を選びやすくなります。

 

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レポートや卒論で図表を使うときの書き方と注意点

レポートなどに図表を入れる場合は、見やすさだけでなく、番号やタイトルなども整えておくことが大切です。

ただし、細かなルールは学校や提出先によって異なることがあります。

 

図と表には番号とわかりやすいタイトルを付ける

図表を掲載するときは、

「図1 売上の推移」

「表1 月別の売上実績」

のように、番号とタイトルを付けるとわかりやすくなります。

番号を付けておけば、本文から図表を参照するときにも便利です。

 

図のタイトルは下、表のタイトルは上に置くのが一般的

一般的には、

図:タイトルを図の下に置く

表:タイトルを表の上に置く

という形式が使われることがあります。

ただし、これはすべてのレポートに共通する絶対的な決まりではありません。

学校や学部、提出先によって指定がある場合は、そちらのルールを優先しましょう。

 

本文では「図1」「表1」のように番号で参照する

図表を載せるだけではなく、本文からもきちんと触れるようにします。

たとえば、

「図1を見ると、売上は4月以降増加していることがわかる」

「各商品の数値は表2に示す」

といった書き方です。

「下のグラフを見ると」のような表現よりも、番号を使ったほうが、どの図表を指しているのかわかりやすくなります

 

軸・凡例・単位・桁数などの表記をそろえる

グラフや表では、数字だけを並べるのではなく、読み手が迷わないように情報を整えましょう。

たとえば、

・円
・%
・人
・kg
・cm

など、必要に応じて単位を表示します。

また、「1,000円」と「2000円」のように表記がバラバラにならないよう、桁区切りや小数点の位置などをそろえると見やすくなります。

 

引用した図表を使う場合は出典をわかるように示す

自分で作ったものではなく、書籍や資料、Webサイトなどに掲載されているデータや図表を利用する場合は、必要に応じて出典を示します

どのように記載するかは提出先のルールによって異なるため、指定されている形式を確認しましょう。

 

同じ情報を図と表でむやみに重複させない

「わかりやすくしたいから」といって、同じ情報を図と表の両方にそのまま載せると、かえって内容が多く感じられることがあります。

両方を使う場合は、

・図で全体の傾向を伝える
・表で詳しい数値を確認できるようにする

など、それぞれに役割を持たせると効果的です。

 

図表だけを見ても内容が伝わるように整える

図表は、本文を最初から最後まで読まなくても、おおよその内容がわかるように整えておくと親切です。

たとえば、

・何についての図表なのか
・何を比較しているのか
・数値の単位は何なのか

などがわかるようにしておきます。

タイトルや見出し、軸、凡例などを適切に付けると、読み手が理解しやすくなります。

 

提出先や媒体に指定ルールがある場合はそちらを優先する

図表のタイトル位置や番号の付け方などには、さまざまな形式があります。

大学のレポートや卒論などでは、学部・研究室・担当者などから書式が指定されていることもあります。

指定がある場合は、一般的なルールよりも提出先のルールを優先しましょう。

 

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まとめ|図は全体像、表は正確な情報を伝えるときに使い分けよう

図と表は、どちらも情報をわかりやすく整理するために便利な方法です。

簡単にまとめると、

図は、変化・傾向・割合・関係性などを視覚的に伝えるのが得意
表は、具体的な数値や条件を正確に整理して見せるのが得意

という違いがあります。

また、グラフや地図、フローチャートなどは図の一種として扱われることがあります。

どちらを使うか迷ったときは、「この情報から読み手に何を伝えたいのか」を考えてみると選びやすくなります。

全体の流れを伝えたいなら図、細かな数字を確認してもらいたいなら表というように、目的に合わせて使い分けてみてください

レポートなどで使用するときは、番号やタイトル、単位などをそろえ、提出先に指定されたルールがある場合はその形式に合わせると、より読みやすくまとまった資料に仕上げやすくなります。