お風呂をしっかり掃除したいと思っても、浴槽や床、風呂イス、排水口などを一つずつ洗うのは大変ですよね。
そんなときに便利なのが、酸素系漂白剤をお湯に溶かして使う「オキシ漬け」です。
浴槽にお湯をためて風呂イスや洗面器を漬けておけば、その待ち時間に床や壁を掃除できます。掃除する順番を工夫することで、浴室全体を効率よくきれいにできます。
ただし、浴室のすべてを同じように漬け置きできるわけではありません。
浴槽や小物は漬け置き、床はブラシを使ったこすり洗い、壁はクロスを使った拭き掃除というように、場所に合わせて掃除方法を変えることが大切です。
また、金属や大理石など、酸素系漂白剤を使用できない素材もあります。浴槽や給湯設備の仕様によっても対応が異なるため、掃除を始める前に商品パッケージと設備の取扱説明書を確認しましょう。
この記事では、お風呂のオキシ漬けに必要な道具や分量の考え方、浴槽・床・壁を掃除する順番、失敗したときの対処法まで、初心者の方にも分かりやすくご紹介します。
最初に結論
浴槽に小物を漬けている間に壁や床を掃除すると、待ち時間を無駄なく使えます。ただし、素材・分量・お湯の温度を確認し、最後に洗剤成分が残らないよう十分にすすぐことが大切です。
お風呂のオキシ漬けで落としやすい汚れと使用前の注意点

オキシ漬けを始める前に、落としやすい汚れと落としにくい汚れを知っておきましょう。
汚れの種類に合わない方法を何度も繰り返すと、時間がかかるだけでなく、浴槽や小物を傷める原因になることがあります。
オキシ漬けが向いている汚れ・向いていない汚れ
酸素系漂白剤を使った掃除は、浴室小物に付着した皮脂を含む汚れや、床のくすみ、排水口部品の汚れなどに向いています。
一方で、白く固まった水あかや、ゴムパッキンの奥まで入り込んだ黒い汚れ、金属のサビなどは、十分に落とせない場合があります。
| 汚れの種類 | オキシ掃除との相性 | 基本的な掃除方法 |
|---|---|---|
| 風呂イスや洗面器のぬめり | 試しやすい | 浴槽や容器で漬け置きする |
| 皮脂を含む汚れ | 試しやすい | 漬け置き後に軽くこする |
| 床のくすみや黒ずみ | 試しやすい | 溶液を使ってブラシで洗う |
| 排水口の樹脂製部品の汚れ | 素材によって可能 | 取り外して別容器で洗う |
| 白く固まった水あか | 落ちにくいことがある | 浴室メーカー推奨の方法を確認する |
| ゴムパッキンの黒い汚れ | 色が残ることがある | 無理に繰り返さず別の方法を検討する |
| 金属のサビ | 不向き | 金属に対応した方法を確認する |
オキシクリーン公式サイトでは、浴室小物は40~60℃のお湯に漬け置きし、浴室の床は溶液を使ってブラシでこすり、水で洗い流す方法が紹介されています。汚れの程度や種類によって、仕上がりには違いがあります。
使えない素材・注意が必要な素材
お風呂用品は一見するとプラスチックのように見えても、ネジや縁、接続部分に金属が使われていることがあります。
小物を浴槽へ入れる前に、表面だけでなく裏側や接続部分も確認しましょう。
| 素材・製品 | 注意点 |
|---|---|
| 金属全般 | 変色する可能性があるため、漬け置きしない |
| メッキ加工された部品 | 見た目では素材を判断しにくいため注意する |
| 大理石・天然石 | 使用を避ける |
| 木製品・仕上げ木材 | 変色や傷みにつながる可能性がある |
| 革製品 | 使用を避ける |
| 水洗いできないもの | 使用しない |
| 素材表示が分からない小物 | 取扱説明書を確認できるまで使用しない |
公式の商品情報でも、金属、大理石、革、仕上げ木材などは使用できないものとして案内されています。金属部分に溶液が付着した場合は、そのまま放置せず、すぐに水で洗い流しましょう。
目立たない場所で試してから使用する
浴槽や床、小物の素材が使用可能と書かれていても、表面のコーティングや製品の状態によって仕上がりが変わることがあります。
初めて掃除する場所では、次の手順で確認しておくと安心です。
- 商品パッケージに従って少量の溶液を作る
- 浴槽や床の目立たない場所に少量付ける
- 短時間で水洗いする
- 乾燥させて色やツヤに変化がないか確認する
- 問題がなければ広い範囲を掃除する
濡れていると変化が分かりにくいため、水で流した直後ではなく、乾いてから確認するのがポイントです。公式の注意事項でも、使用前に目立たない場所で試し、乾燥後に色落ちなどがないか確認するよう案内されています。
追い焚き・風呂釜・ジェットバスの注意点
浴槽へオキシ溶液を入れた状態で、自己判断による追い焚き運転は行わないようにしましょう。
浴槽には、追い焚き口や循環口、自動配管洗浄機能などが付いていることがあります。設備によって内部構造や使用できる洗剤が異なるため、一般的な掃除方法だけで判断することはできません。
- 浴槽と給湯器の取扱説明書を確認する
- 風呂釜や配管の洗浄目的で使用しない
- 循環口より下の水位で掃除できるか確認する
- 自動配管洗浄機能を作動させない
- 分からない場合は設備メーカーへ確認する
オキシクリーン公式サイトでも、商品に記載された注意事項に加え、使用する素材・器具・設備の取扱説明書を確認するよう案内されています。
換気・手袋・洗剤の混合にも注意する
オキシ漬けをするときは、浴室の窓やドアを開ける、または換気扇を使用して換気しましょう。
また、掃除中はゴム手袋を着用し、粉末や溶液を扱うときに容器へ顔を近づけすぎないようにします。
- 熱湯を使わない
- 密閉容器で溶液を作らない
- 作った溶液を保存しない
- 商品容器へ水を入れない
- 塩素系漂白剤など、ほかの家庭用洗剤と混ぜない
- 使う直前に必要な量だけ作る
- 商品パッケージの使用上の注意を確認する
公式の商品情報では、熱湯での使用、密閉容器で混ぜること、溶液の作り置きなどを避けるよう案内されています。また、塩素系漂白剤や家庭用洗剤などと混ぜないことも明記されています。
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浴室まるごとオキシ掃除の準備と効率的な順番

お風呂掃除を始めてから道具を探すと、作業が途中で止まってしまいます。
最初に必要なものをまとめて準備し、浴槽・壁・床の順番を決めておきましょう。
準備する道具チェックリスト
- 使用する酸素系漂白剤
- バケツまたは洗面器
- 40~60℃程度のお湯
- ゴム手袋
- 金属製ではない混ぜ棒
- 浴室用ブラシ
- 柔らかいスポンジ
- 布またはクロス
- 長柄ワイパー
- 水切りワイパー
- 乾いたタオル
- 髪の毛やゴミを入れる袋
硬いブラシや研磨力の強いスポンジは、浴槽や床の表面を傷つけることがあります。使用する掃除道具についても、浴室設備の取扱説明書を確認してください。
商品による分量の違いを確認する
インターネット上では「付属スプーンを何杯入れる」といった情報を見かけますが、商品によって容器や付属スプーン、推奨される量が異なる場合があります。
同じオキシクリーンという名称でも、粉末タイプと液体タイプでは用途や使い方が異なります。
お風呂のオキシ漬けには、手元にある商品のパッケージで用途と分量を確認し、その表示を優先しましょう。
公式のオキシ漬け方法では、お湯4リットルを一つの基本単位として説明されていますが、実際の使用量は汚れや水量に応じて調整し、事前に商品パッケージを確認するよう案内されています。
お湯の量から必要量を計算する方法
浴槽に入れる量を考えるときは、最初にお湯の量を確認します。
浴槽いっぱいにお湯をためる必要はありません。小物が漬かる程度の量を入れれば、使用する洗剤の量を抑えられます。
基本的な考え方は次のとおりです。
必要量の考え方
使用するお湯の量を確認し、商品パッケージに書かれた基本量を水量に合わせて調整します。
| 使用するお湯 | 4リットルを基本単位とした場合 |
|---|---|
| 20リットル | 基本量の5倍 |
| 40リットル | 基本量の10倍 |
| 60リットル | 基本量の15倍 |
| 80リットル | 基本量の20倍 |
| 100リットル | 基本量の25倍 |
この表は水量を計算するための目安です。実際に使用するグラム数や付属スプーンの杯数は、商品パッケージの表示に当てはめて確認してください。
お湯は40~60℃を目安にする
粉末を溶かすお湯は、40~60℃程度が基本です。熱湯は使用しないでください。
給湯器で温度を設定できる場合は、表示を確認してからお湯を出すと準備しやすくなります。
ただし、浴槽や小物の耐熱温度が低い場合もあります。洗剤側の適温だけでなく、漬ける製品の取扱説明書も確認しましょう。
オキシクリーン公式の浴室掃除とオキシ漬けの手順では、40~60℃のお湯を使用する方法が案内されています。
浴槽・壁・床を掃除するおすすめの順番
浴槽の漬け置き時間を利用して、壁や床を掃除すると効率的です。
- 浴室を換気する
- 浴槽・小物・床・壁の素材を確認する
- 髪の毛や大きなゴミを取り除く
- 浴槽へ必要な量のお湯をためる
- 別容器で粉末をよく溶かす
- 風呂イスや洗面器を浴槽へ入れる
- 待ち時間に壁やドアを拭く
- 床と排水口を洗う
- 小物を取り出して軽くこする
- 浴室全体を十分にすすぐ
- 水分を取り除いて換気する
約60分で進める作業スケジュール
| 時間 | 主な作業 |
|---|---|
| 開始~10分 | 換気、素材確認、ゴミ取り、道具の準備 |
| 10~20分 | お湯張り、溶液作り、小物を浴槽へ入れる |
| 20~35分 | 壁、ドア、ドアレールを拭く |
| 35~45分 | 床と排水口を洗う |
| 45~55分 | 小物を軽くこすって取り出す |
| 55~60分 | 浴室全体をすすぎ、水分を取り除く |
汚れの程度や浴室の広さによって必要な時間は変わります。時間内に終わらせようとして無理に急がず、すすぎまで丁寧に行いましょう。
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浴槽・風呂フタ・小物をオキシ漬けする手順

ここからは、浴槽を利用して小物を漬ける手順を見ていきましょう。
初めて行う場合は、浴槽いっぱいにお湯をためず、小物が浸かる程度の少ない水量から試すと準備や後片付けがしやすくなります。
浴槽を使ったオキシ漬けの手順
STEP1:浴槽と小物の素材を確認する
浴槽の取扱説明書を確認し、酸素系漂白剤を使用できるか調べます。
小物についても、金属製のネジやメッキ部品が付いていないか確認してください。
STEP2:髪の毛や大きな汚れを取り除く
浴槽や小物に付いている髪の毛、石けんのかたまりなどを先に取り除きます。
大きな汚れを取り除いておくと、漬け置き後のすすぎが楽になります。
STEP3:浴槽へ必要な量のお湯をためる
小物がある程度浸かる高さまで、40~60℃程度のお湯をためます。
追い焚き口や循環口がある浴槽では、設備の取扱説明書を確認し、溶液を配管へ循環させないようにしてください。
STEP4:別容器で粉末を溶かす
バケツや洗面器にお湯を入れ、商品パッケージで確認した量の粉末を加えます。
金属製ではない混ぜ棒を使い、粉末のかたまりがなくなるまでよく混ぜましょう。
STEP5:溶液を浴槽へ入れる
作った溶液を浴槽へ入れ、浴槽のお湯となじませます。
粉末を浴槽へ直接大量に入れると、底に溶け残る場合があります。別容器で溶かしてから加えるほうが、初心者の方にも分量や溶け具合を確認しやすいでしょう。
STEP6:小物を入れて漬け置きする
素材を確認した風呂イスや洗面器を、ゆっくり浴槽へ入れます。
公式の基本的なオキシ漬けでは、20分程度が漬け置き時間の目安です。最大6時間までと案内されていますが、浴室小物は素材や接着部分の状態が異なるため、初めて使用するものは短時間から様子を確認しましょう。
STEP7:軽くこすって十分にすすぐ
小物を取り出し、柔らかいスポンジやブラシで軽くこすります。
最後に流水ですすぎ、表面のぬるつきや粉末が残っていないことを確認してください。
一緒に漬けやすい小物
次のような小物は、素材や取扱説明書を確認したうえで漬け置きを検討できます。
- 樹脂製の風呂イス
- 樹脂製の洗面器
- 樹脂製の手おけ
- 石けん置き
- 樹脂製の収納ケース
- 金属部品のない排水口パーツ
- 水洗いできる樹脂製小物
樹脂製に見えても、滑り止めや接続部に別の素材が使われている場合があります。「プラスチックだから大丈夫」と決めつけず、製品表示を確認してください。
一緒に漬けないほうがよいもの
- 金属製のラック
- 金属製のネジやバネが付いたもの
- メッキ加工された小物
- 鏡
- 木製の小物
- 大理石や天然石を使ったもの
- 電池や電気を使用するもの
- 水洗いできないもの
- 素材が確認できないもの
小物が浮いてしまうときの対処法
風呂イスや洗面器は、中に空気が入ると浮き上がることがあります。
無理に重しを載せるのではなく、途中で裏返したり、向きを変えたりして両面を溶液に触れさせましょう。
- 10分ほどたったら裏返す
- 半分ずつ漬ける
- 上下を入れ替える
- 漬からない部分は溶液を含ませたクロスで拭く
- 金属製の重しを使用しない
風呂フタは種類と構造を確認する
組み合わせ式の風呂フタ
平らな板を複数枚組み合わせるタイプです。
表面が樹脂製でも、縁や内部に別の素材が使われていることがあります。製品の取扱説明書で、酸素系漂白剤や漬け置きが可能か確認してください。
シャッター式の風呂フタ
細かな溝が多いため、漬け置き後に柔らかいブラシで溝を洗うと汚れを取り除きやすくなります。
ただし、接続部分に金属が使われている場合は浴槽へ入れないようにしましょう。
保温タイプの風呂フタ
内部に断熱材が使われていたり、複数の素材が接着されていたりする場合があります。
内部構造や対応する洗剤が分からない場合は、漬け置きせず、メーカーが案内している方法でお手入れするほうが安心です。
残り湯よりも新しいお湯が分かりやすい
残り湯を使えば節水になりますが、入浴剤や皮脂汚れが含まれていると、洗剤との組み合わせや分量を判断しにくくなります。
初めてオキシ漬けをする方は、入浴剤などが入っていない新しいお湯を使うと、温度や分量を管理しやすくなります。
残り湯を使用する場合でも、追い焚きや循環運転は行わず、浴槽・給湯設備の取扱説明書を優先してください。
漬け置き後のすすぎと後片付け
- 小物を浴槽から取り出す
- スポンジやブラシで軽く洗う
- 小物を流水で十分にすすぐ
- 浴槽の溶液を排水する
- 浴槽全体をシャワーで流す
- 排水口周辺の粉末やぬるつきを確認する
- 小物と浴室を乾燥させる
溶液を排水しただけでは、浴槽や排水口周辺に成分が残ることがあります。手で触れてぬるつきを感じる場合は、水を流しながらスポンジで洗いましょう。
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床・排水口をオキシで掃除する基本手順

浴室の床は、排水口を無理に塞いで大量のお湯をためなくても掃除できます。
初心者の方は、必要な量の溶液を床へ少しずつ使い、ブラシでこする方法から始めましょう。
床は溶液を使ってこすり洗いする
- 床に落ちている髪の毛やゴミを取り除く
- 床の目立たない部分で使用テストをする
- 商品パッケージに従って溶液を作る
- 床へ少量ずつ溶液を使用する
- 約5分を目安に置く
- 浴室用ブラシで軽くこする
- 水で十分に洗い流す
オキシクリーン公式サイトでも、浴室の床には溶液を使用し、約5分置いてからブラシでこすり、水で洗い流す方法が紹介されています。
床材やコーティングによって使用できる洗剤が異なるため、公式の時間を目安にしつつ、浴室メーカーの説明も確認してください。
汚れが残りやすい場所を順番に洗う
床全体を何となくこするよりも、汚れが集まりやすい場所を順番に確認すると掃除しやすくなります。
- 浴槽と床の境目
- 壁と床の境目
- 床の凹凸部分
- 排水口の周辺
- 浴槽エプロンの手前
- ドア下のレール
細い溝には小さめのブラシが便利ですが、硬すぎるブラシや金属製の道具は使わないようにしましょう。
排水口の取り外せる部品を洗う
- ゴム手袋を着用する
- 排水口のフタを外す
- 髪の毛や大きなゴミを取り除く
- 取り外せる部品の素材を確認する
- 金属製部品と樹脂製部品を分ける
- 使用可能な部品だけを別容器で洗う
- ブラシで軽くこする
- 流水ですすいで元へ戻す
排水口の部品を無理に引っ張ったり、説明書にない部分まで分解したりしないでください。
部品の戻し方が分からなくならないよう、取り外す前にスマートフォンで写真を撮っておくと安心です。
床の排水口を塞ぐ方法は必須ではない
排水口をビニール袋などで塞ぎ、床へお湯をためる掃除方法も見かけます。
しかし、排水口や床、浴室ドアの構造は住宅によって異なります。排水口を完全に塞げなかったり、ドア側からお湯が漏れたりする可能性もあります。
- 床への水張りを想定していない浴室
- ドア下の立ち上がりが低い浴室
- 特殊な形状の排水口
- 排水部品に金属が含まれている浴室
- 床のコーティングが分からない浴室
- 取扱説明書を確認できない浴室
このような場合は排水口を塞がず、公式に案内されている溶液とブラシによる掃除方法を選びましょう。
賃貸住宅では設備を無理に動かさない
賃貸住宅では、浴室設備の詳しい仕様が分からないことがあります。
床へ大量のお湯をためたり、排水口や浴槽エプロンを無理に外したりせず、取り外せると確認できた部品だけを掃除しましょう。
- 浴室設備のメーカーと型番を確認する
- 床へ大量のお湯をためない
- 浴室の外へ水を漏らさない
- 排水口を無理に分解しない
- 素材が分からない場所へ使用しない
- 入居時に渡された取扱説明書を確認する
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壁・天井・ドア・ゴムパッキンを場所別に掃除する方法

壁や天井は、浴槽のように漬け置きする場所ではありません。
溶液を直接大量にかけるのではなく、クロスに含ませて拭き取る方法を基本にしましょう。
壁はクロスを使って拭き掃除する
- 壁の素材と取扱説明書を確認する
- 目立たない場所で試す
- 商品パッケージに従って溶液を作る
- クロスを溶液へ浸す
- 液だれしない程度に絞る
- 壁を少しずつ拭く
- 別のクロスで十分に水拭きする
- 浴室を換気して乾燥させる
オキシクリーン公式サイトでも、40~60℃のお湯で作った溶液へクロスを浸して絞り、壁を拭いたあと、しっかり水拭きする方法が紹介されています。
蛇口や金属製のタオル掛けなどがある場合は、溶液が付かないように避けながら拭きましょう。
天井は浴室メーカーの掃除方法を優先する
天井は液だれしやすく、床に立ったまま手を伸ばすと作業しにくい場所です。
浴室メーカーが指定するお手入れ方法を優先し、使用できることを確認できた場合のみ、固く絞ったクロスを長柄ワイパーに取り付けて拭きます。
- 溶液を天井へ直接吹きかけない
- ペーストを塗って放置しない
- クロスは液だれしないよう固く絞る
- 顔の真上で作業しない
- 安定した床面から長柄ワイパーを使う
- 最後に別のクロスで水拭きする
天井まで届かない場合は、無理に台や浴槽の縁へ乗らず、手の届く範囲だけを掃除しましょう。
浴室ドアと通気口は水分を残さない
浴室ドアには、ホコリや水滴、石けんの飛び散りなどが付きやすくなっています。
ドア表面は壁と同じようにクロスで拭き、最後に水拭きします。ドアレールは、先に乾いた状態でホコリを取り除いてから掃除すると作業しやすくなります。
- 通気口へ大量の溶液を流し込まない
- ドアの外側へ溶液を飛ばさない
- 金属部品を避けて拭く
- レールに残った水分を乾いた布で取る
- 掃除後はドアを開けて乾燥させる
公式の拭き掃除では、溶液を含ませて絞ったクロスで拭き、その後しっかり水拭きして乾燥させる流れが案内されています。
ゴムパッキンの黒い汚れが残る場合
ゴムパッキンの表面に付いた汚れは薄くなることがありますが、内部まで入り込んだ黒い色は残る場合があります。
変化がほとんどないときは、オキシ溶液を濃くしたり、何度も長時間放置したりしないようにしましょう。
- 一度掃除して変化を確認する
- ゴムのひび割れや劣化がないか確認する
- 変化がなければオキシ掃除を繰り返さない
- 浴室メーカーが案内する掃除方法を確認する
- 別の洗剤を使う場合は、先にオキシ溶液を十分に洗い流す
- 異なる洗剤を混ぜたり同時に使ったりしない
洗剤を切り替える場合は、同じ作業の途中で次々に使用せず、浴室を十分に水洗いしてから、別の機会に行うと分かりやすくなります。
白く固まった水あかが残る場合
蛇口や鏡、浴槽の縁に付く白い汚れは、オキシ掃除だけでは十分に落ちないことがあります。
落ちないからといって、粉末の量を増やしたり、長時間放置したりするのは避けましょう。
水あかが残った場合は、浴室設備の取扱説明書を確認し、その素材に対応したお手入れ方法へ切り替えます。
特に鏡、金属、天然石、特殊なコーティングが施された部分は、使用できる掃除用品が限られることがあります。
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失敗しない5つのコツ・掃除後の予防・よくある質問

オキシ漬けは難しい作業ではありませんが、分量や時間を自己流に変えると、溶け残りやすすぎ不足につながります。
最後に、失敗を防ぐポイントと、よくある疑問を確認しておきましょう。
お風呂のオキシ漬けで失敗しない5つのコツ
コツ1:素材と設備の取扱説明書を確認する
同じ浴室用品でも、素材や表面加工は製品によって異なります。
洗剤の商品パッケージだけでなく、浴槽、小物、給湯器の取扱説明書も確認しましょう。
コツ2:商品の分量とお湯の温度を守る
粉末を多く入れれば汚れが落ちやすくなるとは限りません。
分量は商品パッケージを基準にし、お湯は40~60℃程度を目安にします。熱湯は使用しないでください。
コツ3:粉末を先によく溶かす
粉末を浴槽や床へ直接大量にまくと、溶け残りや白い粉の原因になることがあります。
別容器でしっかり溶かしてから使うと、溶液を均一にしやすくなります。
コツ4:長時間放置せず途中で確認する
公式の基本的な漬け置き時間は20分程度です。最大6時間までと案内されていますが、浴室用品は素材や接着部分がさまざまです。初めて使用するものは短時間から始め、途中で状態を確認しましょう。
コツ5:最後に十分な水ですすぐ
掃除が終わったら、浴槽、小物、床、壁を十分に水洗いします。
白い粉やぬるつきが残っていないか、排水口や床の凹凸部分まで確認してください。
よくある失敗の原因と対処法
| 症状 | 考えられる原因 | 基本的な対処 |
|---|---|---|
| 白い粉が残った | 粉末の溶け残り、すすぎ不足 | ぬるま湯を流しながらブラシで洗う |
| 床や浴槽がぬるつく | 溶液が残っている | スポンジを使いながら水で洗い流す |
| 粉末が底に固まった | 湯温不足、混ぜ方不足 | 無理にこすらず、ぬるま湯で少しずつ流す |
| 汚れがほとんど落ちない | 汚れの種類と掃除方法が合っていない | 使用を中止し、設備メーカーの方法を確認する |
| 色やツヤが変わった | 素材との相性、長時間の放置 | すぐに水で流し、それ以上使用しない |
| 金属部分に付着した | 溶液の飛び散り | 放置せず、すぐに水で洗い流す |
金属部分への付着や素材との相性が気になる場合は、追加の洗剤を使用せず、製品や浴室設備のメーカーへ確認しましょう。
掃除後に続けたい簡単な予防習慣
オキシ漬けでしっかり掃除したあとは、毎日の簡単なお手入れを続けることで、次の大掃除が楽になります。
- 入浴後に壁と床をシャワーで流す
- 水切りワイパーで水滴を減らす
- 浴室を換気する
- 風呂フタを立てて乾かす
- 風呂イスや洗面器を浮かせて収納する
- 排水口の髪の毛をこまめに取り除く
- ドアレールの水分を拭き取る
毎回すべてを行う必要はありません。シャワーで流す、換気するなど、続けやすいことから始めてみてくださいね。
毎日・週1回・汚れが目立つときの掃除目安
| タイミング | 掃除する内容 |
|---|---|
| 毎日 | 浴槽を流す、髪の毛を取る、水切り、換気 |
| 週1回を目安 | 床、排水口、風呂イス、洗面器を通常洗浄する |
| 汚れが目立つとき | 素材を確認し、小物の漬け置きや壁の拭き掃除を行う |
オキシ漬けを毎週行う必要はありません。浴室の使用人数や換気状況、汚れ具合を見ながら取り入れましょう。
お風呂のオキシ漬けに関するよくある質問
オキシ漬けは何分置けばよいですか?
公式の基本的な漬け置き時間は20分程度です。最大6時間までと案内されていますが、浴室小物は素材や構造が異なるため、初めて使うものは短時間から確認しましょう。
一晩漬けたままにしてもよいですか?
一晩放置は避けましょう。公式で案内されている最大時間は6時間までです。長時間放置するより、20分程度から始めて汚れの状態を確認するほうが安心です。
お湯は何度にすればよいですか?
40~60℃程度が基本です。熱湯は使用せず、浴槽や小物の耐熱温度も確認してください。
浴槽いっぱいの場合は何杯入れますか?
商品によって付属スプーンや基本量が異なるため、一律に何杯とは決められません。
浴槽へ入れるお湯の量を確認し、商品パッケージに記載された基本量を水量に合わせて調整してください。
オキシ溶液を入れたまま追い焚きできますか?
自己判断による追い焚きは避けてください。
浴槽や給湯器によって対応が異なるため、設備の取扱説明書を確認し、分からない場合はメーカーへ問い合わせましょう。
床の排水口を塞ぐ必要はありますか?
必ずしも塞ぐ必要はありません。
公式サイトでは、床へ溶液を使い、約5分置いてからブラシでこすり、水で流す方法が紹介されています。排水口を塞ぐ方法に不安がある場合は、溶液によるこすり洗いを選びましょう。
風呂フタも一緒に漬けられますか?
風呂フタの素材と構造によって異なります。
表面が樹脂製でも、内部や接続部分に金属、断熱材、接着剤などが使われている場合があります。取扱説明書で漬け置き可能と確認できない場合は、無理に浴槽へ入れないでください。
入浴剤を入れた残り湯は使えますか?
入浴剤の成分との組み合わせを判断しにくいため、初心者の方は入浴剤などが入っていない新しいお湯を使うと分かりやすいでしょう。
オキシクリーンで落ちない汚れはどうしますか?
洗剤の量を増やしたり、長時間放置したりせず、汚れの種類を見直しましょう。
白い水あかやゴムパッキンの黒い汚れなどは、オキシ掃除で十分に落ちない場合があります。浴室設備の取扱説明書を確認し、その素材に合った方法へ切り替えてください。
別の洗剤を続けて使用してもよいですか?
異なる洗剤を混ぜたり、同時に使用したりしないでください。
別の洗剤へ切り替える場合は、オキシ溶液を十分な水で洗い流し、同じ作業中に続けて使うのではなく、別の機会に行うと安心です。公式の注意事項でも、塩素系漂白剤や家庭用洗剤などと混ぜないよう案内されています。
まとめ
お風呂のオキシ漬けは、掃除する順番を工夫すると、浴槽だけでなく小物や床、壁まで効率よくお手入れできます。
浴槽で風呂イスや洗面器を漬けている間に、壁の拭き掃除や床のこすり洗いを進めるのがポイントです。
ただし、浴槽・床・壁は同じ方法で掃除するわけではありません。
- 浴槽と小物は、素材を確認して漬け置きする
- 床は、溶液を使ってブラシでこする
- 壁は、溶液を含ませたクロスで拭く
- 金属や大理石など、使えない素材を確認する
- 商品パッケージの分量・温度・時間を守る
- 追い焚きや配管洗浄を自己判断で行わない
- 最後は洗剤成分が残らないよう十分にすすぐ
初めてオキシ漬けをするときは、浴室全体を一度に完璧に掃除しようとせず、小物の漬け置きなど取り組みやすい場所から始めてみてください。
使用する商品と浴室設備の説明書を確認しながら、無理のない範囲でお風呂をすっきり整えていきましょう。
